リングセキュリティカメラにエンドツーエンドの暗号化を追加

リングセキュリティカメラにエンドツーエンドの暗号化を追加

電子フロンティア財団がAmazonに対し、Ring製ビデオドアベルにエンドツーエンド暗号化を導入するよう要請してから1年、Amazonはこの機能の展開を開始しました。エンドツーエンド暗号化により、Amazonの従業員はユーザーのドアベルで録画された内容を見ることができなくなります。さらに重要なのは、令状がない限りAmazonがその映像を法執行機関に引き渡すことができないということです。ただし、エンドツーエンド暗号化を利用するには、手動で有効化する必要があります。ドアベルを鳴らす

Ringは、Wi-Fiパスワードの暗号化を怠ったこと(「AmazonのRingドアベルがWi-Fiパスワードを平文で送信」2019年11月21日参照)や、警察署をマーケティングに利用したこと(「Amazon、警察署を利用してRingカメラを販売」2019年7月29日参照)など、プライバシーをめぐる数々の論争の的となってきました。Ringがエンドツーエンドの暗号化をデフォルト設定にすることで、プライバシー擁護派に便宜を図りつつ、その影響を知らない人や設定手順に不安を抱く人から利益を得ているだけではないことを証明してほしいものです。(個人ビデオの暗号化に関する詳細は、「AppleのHomeKitセキュアビデオはiCloudストレージを活用し、プライバシーを保護」2020年10月30日参照)

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