TidBITS で Kindle について書いた翌日 (2007-11-19 の“Amazon の Kindle を iPhone や Sony Reader と比較する” 参照)、私は一台受け取りました。ちなみに、これは私が購入し、費用を負担したものです。というのも、Amazon.com はどうやら報道関係者にあまり多くの端末を提供しなかったようで、The Seattle Times のレビュー用端末のリクエストにも応じなかったからです。
シアトル・タイムズのブログに私の観察結果を投稿し、1週間後の土曜日に同紙に完全なレビューを掲載する予定です。ブログではすべての称賛点や不満点を列挙したわけではありませんし、今後のレビューにも書ききれないでしょう。しかし、書体デザイナー兼グラフィックデザイナーとして、Kindleは1種類のフォント、1種類のレイアウト、そして複数のサイズをサポートしていることを指摘しておきます。フォントは良好で、読みやすいです。サイズ変更機能も適切に実装されており、様々な状況で役立ちます。
レイアウトはどうでしょう?あまり良くありません。ハイフネーション辞書もヒントもフォーマットにないまま、無理やり両端揃えをしています。これは大失敗です。プライベートメーリングリストで、「ハイフネーションのない両端揃えは、代表権のない課税のようなものだ」と書きました。つまり、貧弱な文字や単語のまとまりが、表示方法に何の影響も与えず、共和国として不適切だということです。
アダム・エングストは、これはTシャツにしたらいいんじゃないかと考えたので、カフェ・プレスでTシャツを作りました。