AppleはmacOS 10.13.5 High Sierraをリリースしました。1.56GBのアップデートで、ソフトウェア・アップデートからインストールできます。また、2GBのスタンドアロンのデルタアップデータ、あるいは2.3GBのスタンドアロンのコンボアップデータとしてもインストールできます。このアップデートでは、iOS 10.4アップデートで既にiOSに導入されている「iCloudにメッセージ」機能がMacでも利用可能になります(「iOS 11.4、tvOS 11.4、HomePod 11.4、watchOS 4.3.1でついにAirplay 2とiCloudにメッセージ」、2018年5月29日参照)。
残念ながら、リリースノートにはmacOS 10.13.4アップデートで不具合が発生したサードパーティ製デュアルディスプレイシステムの修正に関する記載がありません。このアップデートがいかに問題を引き起こしたか(「macOS 10.13.4でインストールログにエラーが発生する」(2018年4月13日)を参照)、macOS 10.13.5のインストールは、アップデートに問題がないか確認するまで待つことをお勧めします。
macOS 10.13.5 アップデートには、エンタープライズ固有の調整もいくつか含まれています。
- SCEP ペイロードで使用される変数が適切に拡張されるようになりました。
KeyIsExtractable
SCEP ペイロードのキーが に設定されている場合、Wi-Fi ペイロードと SCEP ペイロードを含む構成プロファイルは期待どおりにインストールされますfalse
。
macOS 10.13.5 アップデートには 31 件のセキュリティ修正が含まれています。
iCloud でメッセージを有効にすると、メッセージアプリでの会話は Mac ではなく iCloud に保存されます。メリットとしては、メッセージがデバイス間で完全に同期され、新しいデバイスでもすぐに利用できるようになることが挙げられます。また、あるデバイスでメッセージを削除すると、他のデバイスからも消えてしまいます。
iCloud にメッセージを保存する機能を有効にする前に、iCloud のストレージ容量を消費し、メッセージに多くの添付ファイルがある場合はかなりの容量を消費する可能性があることにご注意ください。しかし、iOS の iCloud にメッセージを保存すると、iCloud が各デバイスにメッセージをバックアップする必要がなくなるため、iCloud のストレージ容量を実際に解放できることを発見しました(「iOS 11.4、tvOS 11.4、HomePod 11.4、watchOS 4.3.1 でついに Airplay 2 と iCloud にメッセージ保存が可能に」、2018 年 5 月 29 日参照)。
インストールが完了したら、「メッセージ」>「アカウント」に移動して「iCloud でメッセージを有効にする」を選択すると、iCloud でメッセージを有効にできます。
