Appleは、プロフェッショナルオーディオアプリLogic Pro X 10.5のメジャーアップデートをリリースしました。このアップデートでは、Live Loopsのプロフェッショナルバージョンが追加され、サンプリングワークフローが刷新されました。Live Loops機能を使用すると、ループ、サンプル、録音データを使ってグリッド内のセルを配置・トリガーすることで、新しい自由形式かつノンリニアな方法で音楽制作を行うことができます。また、iPadまたはiPhoneで無料のLogic Remoteアプリを使えば、マルチタッチジェスチャーでLive LoopsとRemix FXを操作することもできます。
サンプラーのデザインが刷新され、合成、マッピング、ゾーン編集を単一ウィンドウのインターフェースで操作できるようになり、ドラッグ&ドロップによるワークフローでサウンドシェイピングのコントロールも拡張されました。新しいクイックサンプラー機能では、Logic、Finder、ボイスメモ内から、あるいはクイックサンプラーに直接録音することでサウンドを取得し、インポートしたサンプルをトリミング、ループ、そしてキーボードコントローラーで再生できます。
Logic Pro X 10.5では、クラシックなドラムマシンのワークフローにインスパイアされたインターフェースを用いて、ドラムビート、ベースライン、メロディーパートをプログラミングできるステップシーケンサーも導入されました。さらに、Novation Launchpadのサポートが追加され、Live Loopsのセルやその他の機能をトリガーできるようになり、他のプロジェクトからElectronic Drummerトラックをインポートできるようになりました。さらに、高密度ディスプレイ搭載システムでスコアにノートを作成する際のパフォーマンスが向上し、様々な楽器とジャンルの2500種類以上の新しいループが追加されました。(Mac App Storeで新規購入$199.99、無料アップデート、1.0GB、リリースノート、macOS 10.14.6以降)