Aperture 2.1 に写真編集プラグイン機能を追加

Aperture 2.1 に写真編集プラグイン機能を追加

Appleは先週、Adobe社の写真管理プログラム「Aperture」バージョン2.0の所有者向けの無料アップグレードである「Aperture 2.1」をリリースし、Adobe社との競争に本格的に参入しました。バグ修正に加え、Aperture 2.1では、開発者が画像編集ユーティリティを開発するためのプラグインアーキテクチャが導入されています。アップデートに含まれるプラグインの一つ、「Dodge & Burn」は、画像全体に調整を適用するのではなく、画像の一部を選択して明るくしたり暗くしたりできるプラグインです。

こうした高度な編集コントロールこそが、写真家がAdobe Photoshopを使って画像の微調整を行う理由の一つです。部分的な調整が可能になれば、Adobeの巨大ソフトウェアから離れる人も出てくるかもしれません。しかし、今回の変更は、現在Photoshopに投資していないユーザーが、修正作業のためにApertureを使い続けるのを防ぐ効果の方が大きいでしょう。

プラグインは、「画像」メニューの「編集」サブメニューに表示されます。プラグインにアクセスすると、選択した画像が新しいウィンドウに読み込まれ、ブラシサイズや効果のスタイルを選択できます。覆い焼きや焼き込みに加えて、付属のプラグインでは、画像の一部に彩度調整、彩度低下、シャープ化、ぼかし、コントラストの適用、フェードなどの効果を加えることができます。Oキーを押すと編集内容がオーバーレイとして表示され、効果が適用された場所を確認するのに役立ちます。変更を保存すると、その画像の新しいバージョンが作成されます。


AppleはApertureユーザーを惹きつけるため、プレスリリースの中で、Apertureプラグインを開発している複数の開発者について言及しました。これらの企業は、Noise Ninja、Viveza、Power Stroke、Dfx、dpMatte、そしてImage Trendsのプラグインなど、写真家に愛用されている製品を開発しています。(Charles Maurerは2007年9月7日発行の「完璧主義者のための写真編集」でNoise Ninjaについて書いています。)

Aperture 2.1 は、ソフトウェア アップデートまたは 48.1 MB のダウンロードとして入手できます。

Idfte
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