Apple が、プロ仕様のビデオエディタを対象とした、重点的な修正と機能改善をまとめたメンテナンスリリース「Final Cut Pro X 10.0.8」をリリースしました。このアップデートでは、ARRI ALEXA カメラの ProRes Log C ファイルを標準 Rec. 709 の色とコントラストレベルで表示するオプションが追加され、最大 4K 解像度の Sony XAVC コーデックがサポートされ、時間反転したクリップをバックグラウンドでレンダリングできるようになり、タイムラインでキーコマンドを使ってクリップの外観設定を調整できるようになりました。また、ビデオファイルのタイムコードトラックにあるリール番号メタデータを表示できるようになりました。さらに、一部のサードパーティ製エフェクトの使用時にグリーンフレームが生成される問題、
特定のタイトルやエフェクトで発生していたパフォーマンスの問題が解決され、サラウンドプロジェクトのエクスポートでモノラルオーディオファイルの音量レベルが適切になるように調整され、再起動後にドロップゾーンがビデオの最初のフレームにリセットされるという厄介な問題も修正されています。 AppleはFinal Cut Pro Xに加え、Motionをバージョン5.0.7(タイトルのグリーンフレームとパフォーマンスの問題、タイムラインでのレイヤー分割時の安定性の問題が修正)に、Compressorをバージョン4.0.7(Vimeoへのアップロード時の1GBファイルサイズ制限の撤廃、MPEG-2ファイルとQmasterの安定性の問題が修正)にアップデートしました。
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