Objective Developmentは、ネットワークトラフィック管理ユーティリティLittle Snitch 5.0をリリースしました。これは、設計の全面的な見直し、トラフィック統計の改善、新しいコマンドラインインターフェース、そしてmacOS 11 Big Surとの互換性を実現するメジャーアップグレードです。バージョン5は、AppleがBig Surで導入した新しいネットワークフィルター技術の統合に重点を置いており、基盤となるフィルターエンジンは再構築され、macOSでサポートされなくなった従来のカーネル拡張ベースのアプローチに取って代わりました。Little Snitch 5はBig Surを必要とし、IntelベースとApple Siliconベースの両方のMacで動作します。
Little Snitchの新しいコマンドラインインターフェースでは、設定の編集、設定のインポートとエクスポート、デバッグ、ログ記録、トラフィック履歴へのアクセスが可能です。また、ルール内でポート番号のリストを指定したり、バックアップ用のエクスポート形式を「人間が読める」正規化されたJSON形式にしたり、Network Monitorとは独立してネットワーク統計を記録したりできるようになりました(そのため、Network Monitorを終了しても統計情報は記録されます)。Little Snitch 4のライセンスをお持ちの方は、Objective Developmentの注文ページからバージョン5に割引価格でアップグレードできます。(新規購入$45、アップグレードあり、42.2 MB、リリースノート、macOS 11以降)