Appleは、macOS 10.14 Mojaveおよび10.13 High Sierra向けのセキュリティアップデート2020-005をリリースしました。このアップデートは、これらの旧OSにおける複数のセキュリティ脆弱性を修正しています。MojaveとHigh Sierraの両方のアップデートは、悪意のあるアプリケーションが制限されたファイルにアクセスできるようになる可能性のあるサンドボックスロジックの問題と、悪意を持って作成された画像を処理する際に任意のコード実行につながる可能性のあるImageIOの問題に対処しています。High Sierra向けのアップデートでは、リモートの攻撃者がアプリケーションの状態を改ざんできる可能性のあるメールの問題も修正されています。
現時点では、Mojaveのセキュリティアップデート2020-005の適用を避けることをお勧めします。新規ユーザーの作成に関する問題など、多数の問題が報告されています。High Sierraのアップデートでは問題は発生していないようで、PPPoE接続の問題も修正されています。(無料。10.14 Mojave用は1.69GB、10.13 High Sierra用は2.12GB。セキュリティコンテンツのリリースノート)