Appleは、macOS 10.12.6 Sierraおよび10.13.6 High Sierra向けのSafari 12をリリースしました。このSafari 12には、次期10.14 Mojaveに含まれる新機能と内部的な変更が含まれています。AppleのWebブラウザの新バージョンでは、タブにWebサイトのアイコンを表示する機能が追加され、特定のWebサイトでのポップアップを許可またはブロックする機能が追加されました。また、アカウントの作成時やパスワードの変更時に、強力で一意のパスワードが自動的に提案され、入力されます。
Safari 12では、拡張機能との連携方法にも大きな変更が加えられています。ブラウジングのパフォーマンスを低下させるSafari拡張機能を自動的に無効化し、開発者のみが署名した(Appleによるレビューを受けていない)拡張機能とほとんどのNPAPIプラグインのサポートを中止しました。Eclectic Light CompanyのHoward Oakleyがこれらの変更点についてより詳しく解説しています。Safari拡張機能を頻繁に利用している方は、Jason Snellが無効化した拡張機能を実行するための回避策を紹介しています。
セキュリティ面では、Safari 12は、悪意のあるウェブサイトが自動入力データを盗み出す可能性があるロジックの問題を修正し、履歴項目を消去する際にリダイレクトチェーンを含む訪問も確実に消去されるようにデータ削除機能を改善しました。Safari 12はソフトウェア・アップデートからのみ入手可能です。(無料、リリースノート、macOS 10.12.6および10.13.6)