注目画像のクレジット: iriusmanによるPixabayのオリジナル画像
欧州委員会(EC)は、Googleに対し、欧州連合(EU)の独占禁止法違反で14億9000万ユーロの罰金を科した。ECは特に、Googleが自社のサイト内検索にGoogleの検索エンジンを利用している企業が、MicrosoftやYahoo!といった競合他社が運営する広告ネットワークの広告を表示できないようにすることで、市場支配力を濫用したとしている。Googleは最終的にこの要件を緩和したものの、依然として最も目立つ広告配置を主張し、ECが2016年7月に異議を唱えたことで、この慣行を完全に中止した。14億9000万ユーロは巨額の罰金に見えるが、ECが2018年7月にGoogleのAndroid関連慣行に対して科した43億4000万ユーロや、2017年6月にGoogleが自社の比較ショッピングサービスに違法な優位性を与えたとして科した24億2000万ユーロの罰金に比べると大幅に少ない。 ECの罰金は軽微なものではないが、Googleの年間収益(同社は2018年に1,368億ドルの収益を上げている)に比べればわずかな額であり、Googleが事業運営上のコストとみなせる範囲内にとどまっている。
オリジナル記事を読む