色あせた表示の問題を解決する

色あせた表示の問題を解決する

数ヶ月前、Google Chrome を使っている時にちょっとした不具合に気づきました。アドレスバーに何かを入力すると、下にオートコンプリートの候補が表示されるのですが、リスト内の項目を矢印キーで選択しようとしても、どれが選択されているのか分からなくなってしまいました。まるでグレーのハイライト表示が消えてしまったかのようでした。iMac の内蔵ディスプレイと外付けの Thunderbolt Display の両方で発生し、いつものトラブルシューティング方法を試しても原因は分かりませんでした。結局、肩をすくめて、グレムリンのせいだと諦めました。

数週間後、問題はさらに悪化しました。普段はBBEditのドキュメントの背景を非常に薄い黄色に設定しているのですが、どういうわけか白に戻ってしまいました。さらに、明るい背景のWebページも、ギラギラとした白く表示されてしまいました。再起動と標準的なトラブルシューティングを試しても、状況は変わりませんでした。

その日の後半、ビデオ通話中にジョシュに問題について苦情を言っていたのですが、自分が見ているものを説明していたら、もしかしたらアクセシビリティの設定に関係しているかもしれないと突然ひらめきました。システム環境設定 > アクセシビリティ > ディスプレイを開いてみると、確かにディスプレイコントラストのスライダーが左端のデフォルト位置にありませんでした。

左にスライドさせると、どちらの問題もすぐに解決しましたが、どうして知らないうちに設定が変更されていたのでしょうか?手動で調整したわけではないことは分かっていました。別の勘で、システム環境設定 > キーボード > ショートカット > アクセシビリティ でキーボードショートカットを確認したところ、確かにコントラストのショートカットが2つあり、理由は分かりませんが、有効になっていました。他のMacではデフォルトで有効になっていませんでした。以前のバージョンのMac OS Xではデフォルトで有効になっていたか、あるいは何年も前に私が意図せず有効にしてしまい、その影響に気づかなかったのかもしれません。いずれにせよ、「コントラストを上げる」のショートカットを実際に見て、何が起こったのか理解できました。

そのショートカットはCommand+Control+Option+. に設定されていたのですが、Keyboard Maestroマクロを起動して「cheers… -Adam」というメール署名を挿入するショートカットがControl+なので、うっかり押してしまいがちでした。また、より詳細なメール署名を挿入するためにControl+Option+. も設定していたのですが、その2つのショートカットの間に、指を滑らせてディスプレイのコントラストを上げるショートカットを押してしまったようです。しかも、2回も。

この問題が発生する人は少ないと思いますが、画面が本来よりも明るく、あるいは白くなっているように感じる場合は、「アクセシビリティ」環境設定パネルで「表示コントラスト」スライダーが左端まで設定されていることを確認してください。また、キーボードショートカットを確認し、見覚えのないショートカットは無効にしておくと、誤ってキーボードを押しても予期せぬ動作が発生しません。

Idfte
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