地図サービスとしては比較的後発ではあるものの、Googleマップは地図の表示や運転ルート検索など、様々な機能を提供するトップクラスのサイトの一つとなっています。そして今、GoogleのオタクたちはGoogleマップに徒歩ルート機能を追加しました。これにより、一方通行の道路で車が正しいルートを辿るというロジックがなくなり、歩行者専用道路も可能な限り考慮されるようになりました。
イギリス旅行中だったので、ソールズベリーで一泊したオールド・ミル・ホテル(1500年頃築)からソールズベリー大聖堂までの徒歩ルートを尋ねました。現地ではGoogleマップで1.4マイル(約2.2km)と表示されていて、少々長すぎるように思えました。ホテルの親切なスタッフは、街の他の場所につながる水辺の遊歩道「タウン・パス」を案内してくれました。ところが、Googleの新しい徒歩ルートはタウン・パスを認識しておらず、市街地の通りを走る、はるかに遠回りのルートを提案しました。スクリーンショットで赤いルートで表示されている実際の徒歩ルートと、Googleが提案したルートを比較してみてください。
同様に、私たちが宿泊したポーツマスのホテルから、HMS ビクトリー号、HMS ウォリアー号、メアリー ローズ号を見たポーツマス歴史造船所までの道順を Google マップで尋ねたところ、Google は道路に固執し、海岸沿いの散歩がはるかに楽しいポーツマスのミレニアム プロムナードを無視しました。
Googleは、自社が把握していない歩道が数多く存在することを認識しており、それらに関する新たなデータを収集し、実際に歩行者から最適なルートに関するフィードバックを得る方法に取り組んでいます。もちろん、Googleが「最良」のルートが必ずしも最も効率的なルートとは限らないことを認識していることを願うばかりです。ポーツマスのミレニアム・プロムナードを歩くのは、目的地への最速ルートではなかったかもしれませんが、海の景色を眺め、車の排気ガスや交差点を避け、道路を
渡るたびに9歳の息子が車がどの方向に来るか十分に注意を払っているかどうかを心配する必要がなくなるため、5分から10分余分に歩く価値は十分にありました。