iPhone 版 Google Earth の初見

iPhone 版 Google Earth の初見

iPhoneは既に20年前ならSFの世界の域にまで達しつつあります。しかし、Google Earth iPhoneアプリのリリースにより、その可能性はさらに広がりました。マンハッタンのウールワースビルの航空写真を携帯端末で閲覧し、小さなアイコンをタップするだけで百科事典の記事が読めるなんて、想像できたでしょうか?


まだご存知ない方のためにご説明すると、Google Earth はクロスプラットフォーム対応のアプリケーションで、地球上のあらゆる場所をズームインして衛星画像や航空写真を見ることができます。メイン画像の上に、道路、天気、位置情報付きの写真、さらには雲量など、地図に関連するその他の情報を重ねて表示できます。また、ウェブ版の Google マップと同様に、店舗を検索したり、ルートを検索したりすることもできます。

無料のGoogle Earth iPhoneアプリ(iPod touchでも動作します)は、Google Earthのフルバージョンと同等の基本機能を備えていますが、フルバージョンで利用可能な様々なレイヤーをすべて表示することはできません。境界線、ラベル、地形に加え、Panoramioの位置情報付き写真や、地理に関連するWikipedia記事へのリンクも表示できます。ただし、道路、3D建物、ストリートビュー写真、天気予報など、フルバージョンで利用可能なその他のレイヤーは表示できません。

iPhone 版 Google Earth は iPhone のジェスチャーを活用しているため、ピンチ操作で拡大・縮小(ダブルタップでも拡大)、一本指でドラッグして画面をパン、円を描くようにドラッグ、あるいは二本指で左右にドラッグして画面を回転といった操作が可能です。iPhone または iPod touch を傾けると地図の表示角度が変わり、二本指で上下にドラッグすることもできます。画面の四隅にある 4 つのボタンを使用すると、住所の検索、北を画面上部に表示するための方向変更、現在地の検索、オプションの設定やヘルプの表示などが行えます。検索機能は起動に時間がかかりますが、アドレス帳の内容と照合する高度な機能を備えているため、住所をすべて入力しなくても簡単に一致項目を選択できます
。現在地付近の検索結果を検索するオプションもあります。

パフォーマンスは驚くほどではありませんが、110MBもあるGoogle Earthアプリケーションの大半を8.9MBのiPhoneアプリに詰め込んだのは驚くべきことです。これは、アプリケーションの多くの部分をGoogleのサーバーにオフロードすることで実現できたものだと思います。そのため、iPhoneアプリは3GやEDGEよりもWi-Fi接続の方がパフォーマンスが向上する可能性があります。

Idfte
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