AT&T、Wi-Fi通話に国際サポートを追加

AT&T、Wi-Fi通話に国際サポートを追加

Wi-Fi 通話を使えば、安定した Wi-Fi 接続があれば、電波の弱い場所でもクリアな音声で通話できます。このサービスは iOS 8 で初めて T-Mobile 向けに導入され、iOS 8 のリリース後には Sprint ユーザーにも利用可能になり、iOS 9 のリリースとともに AT&T でも利用可能になりました。Verizon が iOS 9.3 でようやく Wi-Fi 通話に対応し、海外旅行中の米国への無料通話も可能になったのと同様に (2016 年 3 月 21 日の記事「iOS 9.3 で Night Shift に対応、メモも保護、その他もろもろ」参照)、AT&T も大手競合他社に追随し、Wi-Fi 通話サービスを世界中に拡大しています。


つまり、AT&Tのお客様で、iOS 9.3を搭載したiPhone 6以降をお持ちで海外旅行中の場合、米国への通話と米国からの通話はWi-Fi経由で無料でご利用いただけます。米国外への通話は、プランで定められた料金が適用されます。

Wi-Fi通話をまだオンにしていない場合は、以下の手順でオンにできます。現在、米国では多くの通信事業者がWi-Fi通話に対応しています。「設定」>「電話」>「Wi-Fi通話」と進み、「このiPhone」でWi-Fi通話をオンにしてください。911緊急通報のために自宅の住所を入力する必要があります(詳しくは、2015年10月28日の記事「iOS 9でWi-Fi通話をオンにする」をご覧ください)。AppleもWi-Fi通話に関する詳細情報を提供しています。

Wi-Fi通話を有効にすると、Wi-Fi接続時にステータスバーの左側に表示されるキャリア名が変わる可能性があります。AT&TのiPhone 6では、AT&T LTEではなくAT&T Wi-Fiと表示されます。その後、Wi-Fiネットワーク接続中に通話を発信または受信すると、携帯電話ネットワークではなくインターネット経由でルーティングされます。

自宅やオフィスでの携帯電話の受信状態が悪い場合、Wi-Fi 通話は生活を変える機能です。また、海外旅行をする AT&T の顧客であれば、ローミング料金を大幅に節約できる可能性もあります。

Idfte
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