AppleはApple MusicのWebアプリのベータ版をひっそりとリリースしました。これにより、Apple Musicの加入者は最新のWebブラウザを使ってApple Musicのすべてのコンテンツにアクセスできるようになります。音楽のアップロード、スマートプレイリスト、一部のミュージックビデオ、最近再生したカスタムラジオステーション、そして興味深いことにBeats Oneラジオを除いて、ほぼすべての機能が揃っています。
Apple は、さまざまなプラットフォーム向けにネイティブの Apple Music クライアントを提供しています。
- Mac: iTunesとmacOS 10.15 Catalinaのミュージックアプリ
- iOS、watchOS、tvOS:ミュージックアプリ
- Windows: iTunes
- Android:音楽アプリ
しかし、LinuxとChromeOSユーザーは締め出されていたため、これは彼らにとって朗報です。iTunesが苦手なMacユーザーも、Apple Music Webクライアントを歓迎するかもしれません。より一般的には、このリリースはiTunes廃止後のWindowsにおけるAppleの計画を示唆しているのかもしれません。
Apple MusicのWeb版がどれほどクロスプラットフォームであるかをテストするため、Ubuntu Linuxを搭載したLenovo ThinkPadのFirefoxで試してみました。メディアキーが見つからないというエラーを除けば、期待通りに動作し、ライブラリの閲覧、Apple Musicカタログの検索、曲の再生ができました。
Apple Music Webアプリは、Catalinaのミュージックアプリのインターフェースを模倣しています。Apple Musicのライブラリとプレイリストに加え、エディターが厳選したプレイリストや、New Music MixやMy Chill Mixといったアルゴリズムで生成されたプレイリストなど、Appleコンテンツにアクセスできます。さらに、「Up Next」も表示されます。
もちろん、大量の「クリックして何か」という省略記号ボタンがなければ、現代の Apple メディア アプリとは言えません (「少ないほど豊か? Apple の一貫性のない省略記号アイコンがユーザーの混乱を招く」、2019 年 8 月 30 日を参照)。
Mac で Apple Music Web アプリを使用すると、ダークモードのサポート (Firefox でも動作) やメディアキーのサポート (少なくとも Safari では) など、いくつかの追加の利点が得られます。
Apple MusicのウェブアプリはAndroidでも動作すると報告されていますが、テストできるAndroidデバイスを持っていません。iOSデバイスで読み込もうとすると、ミュージックアプリが開きます。
Apple が事業をサービスへと転換し続けている現状を考えると、Apple News+ や今後登場する Apple TV+ の視聴者層を拡大するニュース アプリや TV アプリの Web 版が登場する可能性もあります。
Apple Music on Webをご利用になりますか?AppleのWebアプリをもっと見たいですか?ぜひコメント欄でお知らせください。