Hazelで乱雑なフォルダを整理する

Hazelで乱雑なフォルダを整理する

先日、BBEditでバックアップを取っていたおかげで、サーバークラッシュの際に命拾いしたという記事を書きました(「BBEdit 8.7.1 機能追加、バグ修正、データ保存」2007年11月8日参照)。記事の最後に、BBEditのバックアップフォルダに17,000個以上のファイルを保存していたことに気づかず、2007年以前のファイルはすべて削除してしまったと記しました。

私の状況を読んで、Hubris CommunicationsのChris Owen氏からメールをいただきました。彼はBBEditのバックアップディレクトリで毎晩短いcronスクリプトを実行して、6ヶ月以上経過したファイルと、30日以上経過し500KBを超えるファイルをすべて削除しているそうです。cronに精通している方、あるいはこれからcronを使いこなしたい方のために、Chris氏から送られてきたスクリプトを以下に示します。(このスクリプトをChris氏のマシン以外で動作するように修正するのは、読者の皆さんの課題として残しておきます。)

#!/bin/bash

/Temp/Backups/ を見つけます -mtime +180 -exec rm {} \;

/Temp/Backups/ を見つけます -size +500 -mtime +30 -exec rm {} \;

クリスの指摘は素晴らしいと思いましたが、Unixのマニュアルページをざっと読んでcronスクリプトの設定方法を調べる時間はありませんでした。それに、NoodlesoftのHazelという、指定したフォルダを監視し、条件に合致したときに中身に何らかの処理を施す、ちょっとした便利なユーティリティの使い道を探していました。

Hazelの設定パネルでChrisのルールを2つとも適用するのに30秒ほど作業しただけで、BBEditのバックアップフォルダはかつてないほどきれいになりました。Hazelの常時監視のおかげで、フォルダの内容が制御不能になるほど増え続ける心配もなくなりました。


言うまでもなく、Hazelは様々な条件でファイルを照合でき、ファイルをゴミ箱に移動する以外にも多くの機能を備えています。スクリーンショットには、すべての可能性をリストアップした条件とアクションメニューが表示されています。


定期的に大量のファイルを管理する必要がある方(削除、名前変更、iPhotoへのインポートなど)にとって、Hazelは私が知る限り最も簡単な方法です。Hazel 2.1.1は21.95ドルで、14日間の試用版が利用可能です。ダウンロードサイズは1.6MBで、Mac OS X 10.4 TigerまたはMac OS X 10.5 Leopardが必要です。

Idfte
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