写真提供:PactoVisual
AppleはApple Musicで音楽ストリーミングにとどまらず、音楽出版事業にも参入する。Music Business Worldwideの報道によると、AppleはiTunes Internationalの元法務ディレクター、エレナ・シーガル氏を責任者とするグローバル音楽出版部門を設立したという。
Appleがこの部門をどうするつもりなのかは不明だ。既存のレコードレーベルとの交渉を改善するといった単純なものかもしれない。あるいは、Apple自身がレーベルとなり、独占アーティストを確保し、Apple Musicの最大のライバルであるSpotifyに対する競争優位性を獲得するかもしれない。しかし、もしそれがAppleの計画だとしたら、長年にわたりAppleと法廷闘争を繰り広げてきたビートルズのレコードレーベル、Apple Corpsとの関係にどのような影響を与えるのかは気になるところだ(「無罪:Apple、ビートルズの商標紛争に勝利」2006年5月8日参照)。そしてついに和解し、2010年にiTunesでビートルズの楽曲を配信するに至った(「ビートルズ、ついにiTunesに登場!」2010年11月16日参照)。
興味深い余談だが、ローリングストーン誌は、2018年夏の終わりまでにApple Musicの有料顧客数がSpotifyの7,500万人を超えると予測している。
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