AppleのMac用連絡先アプリで印刷できることに気づいていない人も多いですが、宛名ラベル、封筒、リストの作成もそれほど難しくありません。残念ながら、Appleは長年連絡先アプリに十分な注意を払ってこなかったため、macOS 14 Sonoma版の連絡先アプリでは、印刷関連のフリーズが特にひどく発生しています。(そして、このバグはmacOS 14.2でもまだ残っています。)TidBITS Talkでこの問題を指摘してくれたJohn Hepburnに感謝します。
ある程度の情報が関連付けられている連絡先を1つ以上選択し、「ファイル」>「プリント」を選択し、「スタイル」ポップアップメニューから「リスト」を選択して少し待つだけで、フリーズを再現できます。「プリント」をクリックする必要すらありません。私のMacと異なる機種でない限り、すぐにあの恐ろしい回転する死のピザカーソルが表示され、Dockの連絡先アイコンをクリックして押したまま「強制終了」を選択する以外に脱出方法はありません。宛名ラベルや封筒を印刷しようとしても、この問題は発生しません。
このバグは、印刷ダイアログの左側にプレビューを表示するコードに潜んでいると強く疑っています。リストに印刷可能な属性を含まない連絡先を1つだけ選択すると、連絡先アプリはフリーズせず、リスト自体を印刷することさえ可能です。もちろん、1つの連絡先だけを印刷するだけでは意味がありません。複数の連絡先を選択すると、たとえ単独ではバグが発生しない連絡先であっても、フリーズが発生します。
さらに厄介な状況が発生するのは、何らかの理由で「リスト」が選択され、「印刷」ダイアログが開き、「スタイル」ポップアップメニューに「リスト」が表示される場合です。この場合、「ファイル」>「印刷」を選択するだけで、回転するピザのような「死のピザ」が起動し、印刷が全くできなくなります。
このバグを回避する方法は見つかりませんでした (Apple に報告済み) が、印刷ダイアログを開けない状態から回復する方法はあります。
TidBITS Talk で Jeff Fischer 氏が解決策を指摘してくれたことに感謝します。(下の行の)値を(Mailing Labels) または(Envelopes) に~/Library/Preferences/com.apple.AddressBook.plist
変更する 編集作業です。.plist ファイルはメモリにキャッシュされる可能性があるため、これを実現する最善の方法は、以下のコマンドをターミナルにコピー&ペーストし、プロンプトが表示されたらターミナルに連絡先へのアクセス権限を与えることです。ABSelectedPrintStyle
<integer>#</integer>
0
1
defaults write
defaults write com.apple.AddressBook ABSelectedPrintStyle 0
個人的には、FlexibitsのCardhopで連絡先を管理するのが好きです。Sonomaで連絡先リストを印刷できます。印刷はCardhopの目玉機能ではありませんが、Cardhopのメニューを開いて目的の連絡先を選択し(グループのサイドバーを表示してから行うのが一番簡単です)、Command + Pを押すだけで、宛名ラベル、封筒、リストを印刷できます。