「I'm a Mac」の俳優ジャスティン・ロングが、Intel社にMacを揶揄するPC推奨広告シリーズに起用されたことで、ノスタルジアが漂っています。Appleの「Get a Mac」キャンペーンを覚えている非ギーク層がどれだけいるかという疑問はさておき、Appleの広告の歴史をさらに遡ってみたいと思います。
1997年から1998年にかけてAppleが展開した「Think different(違うことを考えよう)」というポスターキャンペーンを覚えていますか?それぞれのポスターには、歴史上の人物の白黒写真と、小さなAppleロゴ、そして隅に「Think different.(違うことを考えよう)」というフレーズが添えられていました。thecrazyones.itというサイトには、これらのポスターに加え、キャンペーン開始時のテレビCMや「メイキング」動画も掲載されています。

ご存知ない方もいるかもしれませんが、バックアップソフトウェアRetrospectのメーカーであるDantz Developmentは、Macworld Expoのパーティーで数年にわたり「Think different(違うことを考えよう)」ポスターをパロディ化していました。Dantzの「Drink different(違うものを飲む)」ポスターはAppleのデザインを模倣していましたが、様々な飲み物を手に持つセレブの写真が使われていました。このポスターについては、「Macworld Expo SF '99 Superlatives (Macworld Expo SF '99最優秀賞)」(1999年1月18日)で、Jeff CarlsonがDantzに最優秀パーティー賞を授与した際に少し触れました。
最近、Dantzのオリジナルパロディポスターの低解像度アーカイブを偶然見つけ、パーティーから20年以上、そしてDantz自体が企業のビットバケットに落ちてから16年経った今、そろそろ共有すべき時だと思いました。Retrospectは今も存在していますが、最初はEMC、そして(深呼吸して)Iomega、Roxio、Sonic Solutions、Rovi、Retrospect Inc.、そして(ついに?)StorCentricへと移り変わりました。
ダンツのポスターに描かれた歴史上の人物のうち、何人の名前が分かりますか?彼らが飲んでいた飲み物も分かりますか?それぞれの画像の出典は?最後に、「Think different(違う視点で考えよう)」ポスターにも登場した人物は誰ですか?