Mac OS Xの特定の動作に慣れすぎて、それが変更されて古い習慣が通用しなくなると、自分の正気を疑ってしまうことがよくあります。私もそうでしたし、Tonyaも同じような気持ちになったと認めています。最近、AppleがMac OS X 10.6.7でFinderウィンドウのサイドバーから項目を削除する方法を変更したことに気づいた時です。
簡単におさらいしましょう。サイドバーの使い方を覚えている限り、アイテムを追加するにはドラッグインし、アイテムを削除するにはドラッグアウトしていました。簡単に追加、簡単に削除。これは10.6.6まで変わりませんでした。
その結果、関連するプロジェクトに取り組んでいる間はフォルダをサイドバーにポップアップ表示し、作業が終わったらすぐに取り出すのが便利だと分かりました。こうすることで、アクティブなプロジェクトに素早くアクセスできます。例えば、私はTake Controlシリーズの本を次々と読んでいますが、どれも同じようにしています。
ところが、10.6.7 では、Apple はフォント処理をめちゃくちゃにした(そしてその後修正した)だけでなく(「10.6.7 で OpenType PostScript フォントに問題」2011 年 3 月 27 日、および「Apple、Snow Leopard フォントアップデートをリリース」2011 年 4 月 26 日参照)、サイドバーから項目を削除する方法も変更しました。項目を単にドラッグするのではなく、Command キーを押しながらドラッグするか、Control キーを押しながらクリックして「サイドバーから削除」を選択する必要があるようになりました。
サイドバーからアイテムを簡単にドラッグして削除してしまうという苦情が寄せられていたのではないかと思います。Commandキーを押しながらドラッグするか、コンテキストメニュー項目を選択する必要があるため、Appleは誤ってアイテムを削除することがほぼ不可能になるようにしています。実際、Twitterのコメントを見ると、経験の浅いユーザー(典型的な親)がサイドバーとDockの両方からアイテムを削除して混乱してしまうことがよくあるようです。
将来的には、Dockにも同様の修正が加えられるかもしれません。
この新しい動作方法はそれほど大きな問題ではありませんが、Appleが10.6.7のリリースノートでこの変更について言及してくれていれば良かったと思います。リリースノートはそのためにあるのですから。Appleはサイドバーからアイテムを削除する方法を説明したサポート記事を掲載しましたが、そこでも動作が変更されたことは明記されていません。