セキュリティアップデート 2019-001 (Mojave) のインストールを中断しないでください

セキュリティアップデート 2019-001 (Mojave) のインストールを中断しないでください

MacAdmins Slackの#mojaveチャンネルでは、セキュリティアップデート2019-001(Mojave)のインストール後に一部の管理者が経験した問題について、長々と議論されていました。このトピックはJamf Nationサイトのスレッドでも議論されています。最初の指摘をしてくださった読者のBruce Carter氏に感謝します。

ソフトウェアアップデートのセキュリティアップデート2019-001

詳細は様々ですが、いずれも起動時に発生する問題が中心で、完全にフリーズする、アカウントが利用できない、現在のパスワードが機能しない、ユーザーがパスワードを入力した後にログインウィンドウが再表示される、ログイン後にクラッシュ画面が表示されるといった症状が見られます。現時点では、T1またはT2セキュリティチップを搭載したMacのみが影響を受けるようです。これには、Touch Bar搭載のMacBook Pro(2016年以降)、iMac Pro、MacBook Air(2018年)、Mac mini(2018年)が含まれます。

私の知る限り、実際にこの問題を目撃した人は誰もいません。ユーザーは常に事後に報告しています(そして管理者の世界では、ユーザーからの報告は鵜呑みにされません)。しかし、少なくとも一部のケースでは、アップデートに時間がかかりすぎると感じたため中断したことをユーザーが認めています。これが鍵です。MacAdmins Slack でユーザーの James Dean が示唆したように、少なくとも一部のユーザーにとって、このアップデートは通常とは異なる方法でインストールされるようです。Mac の電源をオフにしてから再びオンにし、ある時点で、彼曰く 1 分ほどオフのままになるようです。(Tonya の T1 搭載 MacBook Pro (2016) では、インストールに約 10 分かかりましたが、私はそれほど注意深く見ていなかったため、特に異常な動作には気づきませんでした。)

MacAdmins Slackにおけるユーザー中断理論に関する推測

Mac はオフになっているように見えますが、このセキュリティアップデートは BridgeOS をアップグレードしているのではないかと考えています。BridgeOS は、Touch Bar や FaceTime HD カメラなどを実行する T1 または T2 チップに組み込まれた watchOS の修正版です。Mr Macintosh によると、Mojave のセキュリティアップデート 2019-001 では BridgeOS もバージョン 17.16.11081.0.0 にアップデートされるとのことです。BridgeOS は起動時のセキュリティを担う T1 または T2 チップ上で動作することを考えると (2019 年 4 月 5 日の記事「T2 チップは Mac の使用に何をもたらすのか?」参照)、BridgeOS のアップデートを中断すると、その後の起動時に大きな問題が発生すると考えるのは無理からぬことでしょう。

この問題の解決策は、以前のパスワードの使用から、インターネットリカバリによるmacOSの再インストールまで多岐にわたります。場合によっては、起動ドライブを再初期化した後、バックアップからデータと設定を復元することもあります。これまでのところ、管理者やコンサルタントの協力により、影響を受けたすべてのMacを復旧させることができたようですが、バックアップの状態によってはデータが失われる場合もあります。

結局のところ、私のアドバイスは、セキュリティアップデート 2019-001 (Mojave) のインストールを進めることです。ただし、2つの重要な注意事項があります。1つ目は、最悪の事態に備えて、開始前に必ずバックアップを取っておくことです。これは常に良い計画です。2つ目は、インストールプロセスを中断しないことです。予想よりも時間がかかる場合もありますが、必要なだけ実行させてください。この2つ目のアドバイスに関連して、MacBook ProまたはMacBook Airでは、電源プラグが接続されている場合にのみインストールを開始してください。インストールの途中で電源が切れてしまうのは避けたいものです。

Idfte
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